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月別アーカイブ: 2025年6月

第8回クレーン工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

有限会社ライズ工業、更新担当の中西です!

 

 

 

クレーン工事の未来図──自動化・脱炭素・省人化が切り拓く次世代現場


前回は、クレーン工事の環境への影響と、それに対する配慮についてご紹介しました。

今回はその続編として、「クレーン工事の未来」に焦点を当ててみたいと思います。

一見アナログで重厚な業種に見えるクレーン工事。しかし、実は自動化・IT化・省人化・脱炭素化といった最先端の動きがすでに始まっているのです。


◆ トレンド①:自動化・遠隔操作の時代へ

 

人材不足・危険作業の軽減を目的に、クレーンの遠隔操作・半自動運転が研究・実用化されています。

  • 建設用タワークレーンやラフタークレーンに遠隔制御システム導入

  • オペレーターが地上の操作室からVRで操作

  • 人力による合図・誘導をセンサーとAIが代行

事故のリスク軽減と、人手不足対策の両立を目指します。


◆ トレンド②:ゼロエミッションクレーンの登場

 

地球環境への配慮が世界的なトレンドとなる中で、CO₂排出ゼロのクレーン車も登場。

  • フル電動クレーン(充電式):都市型施工や室内作業にも対応

  • 水素燃料電池クレーン:大型化が可能で、長時間運用にも耐える

  • 再生エネルギー×蓄電池式重機の導入検討

特に都市部では「排ガスゼロ・騒音ゼロ」が求められる時代へと進んでいます。


◆ トレンド③:BIM・ICTと連動するスマート施工

 

クレーン工事も、もはや“感覚と勘”の世界ではありません。

  • **BIM(Building Information Modeling)**との連動により、吊り荷の重心・接触予測を事前に解析

  • ARグラスを使って、現場での吊り経路や障害物情報を視覚化

  • クレーン動作と建築工程をリアルタイムに連携するICT施工管理

これにより、「ぶつからない」「待たせない」「ムダを省く」高度な吊り上げ計画が可能になります。


◆ トレンド④:“省人化”で支える次世代現場

 

クレーン作業に必要な周辺スタッフ(玉掛け・誘導・監視)の人数が、技術革新により段階的に削減されていく見通しです。

  • センサー付き玉掛け装置

  • 自動バランス補正システム

  • 無人地上監視+AI判断の誘導支援

「人手不足の解消」と「労災リスクの最小化」を両立する技術が、クレーン業界を大きく変えようとしています。


◆ まとめ:クレーン工事の未来は“重機×スマート”で再定義される

 

力任せの時代はもう終わり。
これからのクレーン工事は、

  • 騒がず、汚さず、止まらない

  • データとAIで動く安全作業

  • 環境負荷ゼロで持続可能に

といった、「静かで賢い現場」へと進化していきます。

私たちもその流れに乗り、
“吊る”だけではない付加価値を提供できる業者として、次世代現場を支えてまいります。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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第7回クレーン工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

有限会社ライズ工業、更新担当の中西です!

 

 

 

クレーン工事と環境問題──巨大な力が支える現場の“見えない課題”


今回は、私たちの仕事である「クレーン工事」が、環境にどのような影響を及ぼし、どのような配慮が必要とされているかについて、現場の実情を交えて解説していきます。

クレーンは、建設・解体・運搬・インフラ整備などあらゆる現場で活躍する“巨大な縁の下の力持ち”。
そのパワーと利便性は絶大ですが、使い方次第では周囲の環境や安全に少なからぬ影響を及ぼすのです。


◆ クレーン工事が直面する環境リスクとは?

 

① 騒音・振動

特に市街地や住宅地近くの工事では、エンジン音や吊り荷の接地音が騒音問題となります。また、アウトリガー設置時の地盤加圧やブームの伸縮時に発生する振動も、周辺環境に影響します。

  • エンジン音:90~110dB(大型車並)

  • 作業中の警報音:安全のため必要だが、時間帯によってはクレームも

 

② 排ガスと燃料消費

ディーゼルエンジンを搭載したクレーン車両は、**CO₂・窒素酸化物(NOx)・PM(粒子状物質)**を排出します。
現場が狭小な都市部や、周囲に学校・病院などがある場合、排気のルートや滞留リスクにも配慮が必要です。

③ 土壌・地下環境への負荷

  • アウトリガー(支持脚)の荷重が地盤に集中し、地盤沈下や亀裂を招く場合があります。

  • 雨天時には油圧装置からのオイル漏れが地中に浸透する可能性も。


◆ 環境配慮型のクレーン施工とは?

 

現代のクレーン工事は、単に「吊る」「運ぶ」だけでなく、周囲の自然環境・生活環境に最大限配慮した施工計画が求められます。

✅ 低騒音・低振動機種の選定

  • ハイブリッド型・電動クレーンの導入

  • 可変速制御による静音作業モード

  • 吊り荷の緩衝用マット・防振パッド設置

 

✅ エコ燃料・排ガス規制対応

  • バイオディーゼルやHVO(再生可能軽油)を使う重機も登場

  • 排ガス規制「オフロード法」適合機種の優先使用

 

✅ 地盤保護と仮設環境への配慮

  • 荷重分散マット・鉄板・ベースプレートの使用

  • 仮設道路や歩道の損傷防止用緩衝材の設置

  • 地元自治体や近隣住民との事前協議も不可欠


◆ 安全と環境は“両輪”で成り立つ

 

安全と環境は、クレーン工事における両輪の責任です。

  • 安全第一=人命と財産の保護

  • 環境配慮=未来のための信頼構築

現場が一時的に終わっても、周辺住民の記憶と評価は残ります。
「迷惑をかけず、信頼を積む」施工が、次の現場へとつながるのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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